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「令和6年能登半島地震」により被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
余震や寒さなど、予断を許さない状況が続いておりますが、皆様が一日も早く安全を取り戻すこと、
ならびに被災地の復興を祈念しております。

 

NPO四国路おへんろ倶楽部 著


  • 定価:1,980円
  • 仕様:A5判128頁
  • 発行年月日:2020年4月15日
電子書籍

内容

四国別格二十霊場 札所めぐりルートガイド 改訂版 ~八十八ヶ所と共に巡るお遍路~

 

 

★ 弘法大師にご縁の深い地を巡る「心の旅」を
わかりやすい地図と写真でご案内します。

 

★ 四国三十六不動霊場も併載しています。

 

 

◇◆◇ 四国別格二十霊場「同行二人」へのお誘い ◇◆◇

 

四国別格二十霊場は弘法大師さまと
ご縁深き霊場が集う霊場で御座います。
そして私ども衆生と共に歩まれるという
「同行二人」の教えをより身近に感じられる霊場です。

 

各霊場には御大師さまが、
巡錫(御大師さまが修行の為に四国を巡られたこと)の
折に残された逸話が多数残されております。
例えば第三番慈眼寺では、
穴禅定という修行が出来ます。
何とか潜り抜けることのできる
狭い洞窟の中をローソクの明かりだけを頼りに
這うように進んで参ります。
案内の先達さんの云うことに
素直に従わなければ進めません。
全国の穴修行の中でも、
最も過酷かもしれませんが、
無事に外に出てこれた時の達成感は、
ひとしおです。

 

また、第八番十夜ヶ橋は土橋の下で
野宿された御大師さまが一夜を十夜にも
長く感じられた歌を詠んだことから名付けられました。
四国の道中、橋の上では杖は突かないという習わしは、
この話が由縁です。

 

他にも、四国遍路の開祖といわれる衛門三郎との
深いご縁のある第九番文殊院。
疫病を椿の杖で封じ込め、
その木が大樹となりその子孫が
現存する第十四番椿堂。

 

以上のような、庶民に親しまれる霊場もあれば、
広大な境内に荘厳な伽藍を
有する寺院も有ります。

 

しかしながらその札所に共通することは、
大師信仰に基づく衆生済度の御教えです。
苦難の時も安楽な時も、
同行二人というお姿で寄り添って下さる御大師さまを、
身近に感じて頂けるのが別格二十霊場です。

 

四国別格二十霊場会 会長
第十四番 椿堂
住職 田中鐘暁

 

※ 本書は2013年発行の
「四国別格二十霊場 札所めぐりルートガイド ~八十八ヵ所と共に巡るお遍路~」
を元に、再編集した新版です。