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中村鳳男 監修


  • 定価:2,860円
  • 仕様:B5判128頁
  • 発行年月日:2020年6月10日
電子書籍

内容

日本画 思い通りに描く 基本と応用のコツ40

 

★ 道具や筆の選び方・使い方からぼかし、
たらし込みなどの技法、
様々なモチーフの描き方まで。

 

★ 上達のためのポイントをわかりやすくご紹介します。

 

 

◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆

「日本画」とは、墨や岩絵具、膠(にかわ)や
和紙などの伝統的な画材を用いて、富士山、
花鳥風月など日本の情景を描いたものを指します。
しかし、近年では、古典的な作風にとらわれず、
幅広いジャンルの作品が描かれています。
また、化学技術の発達により、便利な道具や材料が生まれ、
表現の幅がさらに広がるようになりました。

 

日本画の魅力は、自然の表情を大切に、
自然を見た時の実感、自分の思想、
絵具のリズムを合わせて、深い自然の表情を心に感じ、
願い、念じながら描いていくことだと思います。

 

本書は、日本画の道具や使い方、
筆の基本技法から始まり、デッサンから
彩色に至るまでを解説しています。
また、日本画を気軽に楽しめる絵はがきの作り方も
紹介しているので、挑戦してみてください。

 

本書がすでに日本画を始められている方のほか、
「日本画は敷居が高く、難しそう」
という印象を持たれている方にとって、
日本画をはじめるきっかけになれば幸いです。

日本画家 中村鳳男

 

 

◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆

☆ 第一章
日本画で使う道具と使用方法を知る

* コツ01
デッサンで使う道具を用意して出かけよう
* コツ02
絵具の種類によって色合いが変わる
* コツ03
膠(にかわ)を混ぜて岩絵具に接着性を加える
・・・など全10項目
≪コラム≫
膠の保存期間について

 

☆ 第二章
表現の基本技法を身につける

* コツ11
筆によって太さや筆跡が異なる
* コツ12
さまざまな表現方法を使い、理想通りのモチーフを描く
・・・全2項目
≪コラム≫
胡粉の保存方法について

 

☆ 第三章
モチーフを描く

* コツ13
デッサンから彩色までの工程を理解する
* コツ14
デッサンはモチーフをじっくり観察する
* コツ15
薄い色から順に色鉛筆で塗る
・・・など全9項目

 

☆ 第四章
縁起のよいモチーフを描く
* コツ22
縁起のよいモチーフを華やかに描く
* コツ23
モチーフをどのように配置するかを考える
* コツ24
スポンジを使って絵の重心からマチエールを描く
・・・など全5項目

 

☆ 第五章
風景画を描く

* コツ27
乾いた刷毛でグラデーションを表現する
* コツ28
空刷毛で作った下塗りを生かして彩色する
・・・全2項目

 

☆ 第六章
日本画で生活に彩を添える

* コツ29
テーマに適したモチーフを選んで絵はがきを作る
* コツ30
金魚をモチーフとした涼しげな暑中お見舞いを描く
* コツ31
寒冷系の色で涼しげな暑中お見舞いを描く
・・・など全5項目
≪コラム≫
自分だけのオリジナルキャラクターを考える

 

☆ 第七章
表現豊かな日本画作品

* コツ34
草木をモチーフとした作品を描く
* コツ35
郷愁感のある夕暮れを表現する
* コツ36
胸を打つ風景を切り取るようにして描く
・・・など全7項目

 

 

◆◇◆ 監修者プロフィール ◆◇◆

中村鳳男
2001年、第36回日春展にて「霞」が初出品初入選。
同年、第33回日展にて「天地」が初出品初入選。
同作品は、豊川稲荷の寺宝館へ奉納された。
2004年、第36回日展にて「浄光」が特選受賞。
以降も、多数の作品を日展に入選させる。
開運派日本画家として、福を呼ぶ絵画を中心に
幅広いジャンルの作品を描いている。
文化勲章受章者の中村岳陵は祖父。

 

※ 本書は2016年発行の
「思い通りに描ける 日本画 上達のコツ」
を元に加筆・修正を行った新版です。


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