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仏画

基礎から学べる 仏画 パーツ別の表現&着彩のコツ

8月 28th, 2023 Posted in 趣味・実用, 趣味実用 | 基礎から学べる 仏画 パーツ別の表現&着彩のコツ はコメントを受け付けていません

基礎から学べる 仏画 パーツ別の表現&着彩のコツ

★ 作画の手順に沿って差がつくコツを
  くわしく解説!

★ 画材の選び方、運筆の基本、
  線描きと着彩のテクニックまで。

 *上まぶたをはっきり描くと顔にメリハリがつく
 *唇の中心部を濃くしてぼかすと綺麗
 *重ね塗りで濃淡をつけ立体感を出す

★ 仏さまの下絵&着彩見本付き

◇◆◇ 監修者からのコメント ◇◆◇

仏画とは、仏さまを描いた絵画の総称です。
ですから壁画でも、掛け軸でも、色紙でも、
仏さまが描いてあれば、
すべて仏画と呼ぶことができます。
そう考えると、仏画は格式ばったものではなく、
意外と身近なものなのです。

そんな仏画を「自分でも描いてみたい」 、
また「描いているけれど、上手く描けないことがある」
という方に向けて作られたのがこの本です。

絵や芸事は何度やってもできなかったことが、
ちょっとした知識や技術を知ることで、
一転してうまくできることがあります。
この「ちょっとしたコツ」をたくさん知り、
何度も練習することが上達の秘訣です。

初めての方も、経験者の方も、
「ちょっとしたコツ」を実践しながら
会得していただけるよう、
作画のポイントを手順を追いながら
わかりやすく解説しました。

本書では、より身近に仏画に親しんでいただけるよう、
墨と顔彩絵の具を使って画仙紙(色紙)に
描く方法を紹介しています。

仏さまには、目や耳、指先など、
人間とは違う身体的な特徴がいくつかあります。
私は師である関侊雲先生にご指導をいただきましたが、
これらの特徴を多く知ると、
お寺でご覧になった仏像をご自身の仏画制作に
生かすこともできるようになり、
より楽しみの幅が広がると思います。

本書が皆様の仏画とそれを取り巻く世界を楽しむ
一助になれば、とても嬉しく思います。

川端 貴侊

◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇

☆第1章 基礎編
上手に道具を使って、基本の線描きをマスターする

* 道具
 上手に選びたい、仏画の道具
* 画紙
 紙は描きたい絵に合わせて選ぶ
* 絵の具
 失敗しない溶き方、混ぜ方
* 筆
 正しい持ち方、動かし方
* 直線
 筆の速さを一定にすると綺麗に引ける
・・・など

☆第2章 基礎編
ポイントがわかれば、線画はもっと上手に描ける

* 下絵の転写
 赤ペンを使うと下絵の描き漏らしを防げる
* 線画を描く
 中心→周囲の順に描くと全体にバランスよく描ける
* 眉と目
 眉は弓形に、目は上まぶたをはっきり描くと
 顔にメリハリがつく
* 鼻
 縦の線を「細く→太く」描くと鼻筋が通る
* 口元
 微笑みの口元になるよう口角から伸びる線で
 全体をV型にする
・・・など

☆第3章 基礎編
ポイントがわかれば、着彩はもっと綺麗に仕上がる

* 肌(下塗り)
 下地となる薄い色は手早く塗るとムラが防げる
* 肌(濃淡)
 身体の部分のラインに沿って筆を動かすと
 自然に仕上がる
* 唇
 中心部を濃く、周囲を薄くするとふくよかに見える
* 髪
 濃い部分は薄い色を塗り重ねて調整する
* 宝冠
 赤みを着けて、温かみが感じられるように塗る
・・・など

☆第4章 実践編
こうすれば描ける親しみのある仏さま

* 地蔵菩薩
* 不動明王
* 聖観音菩薩
* オリジナルの下絵を描く

※ 本書は2018年発行の
『仏画の描き方 いちばんわかりやすい 上達のポイント』
を元に内容の確認を行い、
書名・装丁を変更して新たに発行したものです。