蛾は日本の昆虫の中でおよそ6400種が知られている
チョウ目(鱗翅目)と言われるグループに分類されています。
蝶は歌にもうたわれ親しまれていますが、
蛾はどちらかというと嫌われものとして
見られることが多いかと思います。
しかし蝶と蛾は分類的には同じグループに属すると考えると
少しは見方が変わらないでしょうか。
よく見ると蝶よりも美しい蛾やおもしろい形の蛾など
様々な蛾がいます。
チョウ目(鱗翅目)約6400種のうち
蛾は6000種を超える種類がいます。
そしてその蛾の大半は春の盛りから秋の中頃までが
成虫の見られる時期になります。
晩秋から初春に見られる蛾は
6000種のうちの1割ほどとも言われています。
真冬にもフユシャクガやキリガの仲間など
蛾の成虫が見られることはマニア以外には
ほとんど知られていないのではないでしょうか。
あるいは、春の3大蛾と言われる
イボタガ、エゾヨツメ、オオシモフリスズメや
晩秋に見られるウスタビガなど
魅力的な蛾はそれぞれの季節に見られます。
そんな蛾の成虫がすっかり少なくなる秋から春に見られる蛾を収録したのが
本書『秋冬春の蛾生態図鑑』です。
本書は秋の蛾151種、冬の蛾43種、春の蛾154種の
合わせて348種を掲載しています。
掲載写真は生態写真をメインに
一部は標本写真も一緒に掲載しています。
蛾のマニアはもちろん昆虫が少ない時期に
昆虫に出会いたいという昆虫マニア、
そして生き物全般に興味を持っている生き物好きの人々や
自然愛好家におすすめしたい一冊です。


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