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「令和6年能登半島地震」により被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
余震や寒さなど、予断を許さない状況が続いておりますが、皆様が一日も早く安全を取り戻すこと、
ならびに被災地の復興を祈念しております。

 

関侊雲 監修


  • 定価:2,915円
  • 仕様:B5判128頁
  • 発行年月日:2021年12月15日
電子書籍

内容

よくわかる 仏像彫刻 思い通りに彫る55のコツ 新装版

 

★ 最適な道具と素材の選び方から、精密な仕上げまで!

 

★ 美しく造形するポイントを
豊富な写真と図解でわかりやすくご紹介します。

 

 

◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆

 

木彫りの仏像彫刻というのは、
千数百年にわたる歴史にはぐくまれてきた
日本独自の文化であり、何世紀にもわたって、
師から弟子へとその努力や技術が受け継がれてきた
かけがえのない歴史遺産です。
何百年という時間をかけて育ってきた木に向き合い、
仏像を彫っていると豊かな木の香りに包まれ、
触れているだけで優しくあたたかい気持ちに
心が満たされるのを感じます。

 

仏像制作は、慣れないとたいへんな作業に
思われるかも知れませんが、
実際に作品が完成した時の喜びはとても大きく、
何物にも代えがたいものです。
ひたむきに作品に向き合い、心を込めて彫ることで、
誰でもその人らしい作品を作り出すことができます。

 

仏像彫刻は男女年代を問わず、
どなたでも始められるすばらしい趣味です。
ぜひ自らの手で、
仏像彫刻の奥深い世界に触れてみてください。

 

侊心会 仏像彫刻・木彫刻教室代表
仏師 関 侊雲

 

 

 

◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆

 

☆ 第1章
材料と道具の選び方
≪よく使われる材料の種類や特徴を知る≫
* 主な材料の特徴を知って、
作品により使い分ける
* 木取りは木口に対しての垂直ではなく、
木目に垂直にする
≪必要な彫刻刀を揃える≫
* 最もよく使う小刀は右向きと左向きが必要
≪その他の道具を揃える≫
* なるべく専門店で購入し、
使いやすいものを選ぶ
・・・など

 

☆ 第2章
主な道具の使い方と手入れのしかた
≪彫刻刀を正しく持つ≫

* 3通りの持ち方を知り、
彫る場所により使い分ける
* 彫る時は右手薬指と小指を材料に、
左手親指を刃に添える
≪彫刻刀を正しく研ぐ≫
* まず刃裏から研ぎ刃の形を整える
* 仕上がりに応じて砥石を替えながら刃表を研ぐ
・・・など

 

☆ 第3章
失敗しない地紋彫りの方法を知る
≪地紋彫りをきれいに仕上げる≫

* 縦、横、斜めの線は彫刻刀を立ててまっすぐに彫る
* 押し彫り、引き彫りとも最初は薄く彫り徐々に深く彫る
* V字は最初の線を垂直に彫り、少しずつV字の幅を広げる
* 曲線は彫り始めと終わりは浅く
中心部に向かって徐々に深く彫る
・・・など

 

☆ 第4章
寸法比率の基本を知り粘土像を制作する
≪仏像の寸法比率を知る≫

* すべての仏像に共通する各部の比率を覚える
≪粘土像で全体のイメージをつかむ≫
* 粘土像制作に必要な道具を揃える
* 土台の板に枡目を書き、
中心に芯棒を立てる
* 芯棒の下から上へ、ゆるまないように針金を巻く
・・・など

 

☆ 第5章
仏像彫刻作品作りに挑戦
≪立体制作の基本概念を知る≫

* 球=面の集合体と考え、少しずつ面の数を増やす
≪型紙を使って材料を切り出す≫
* 材料をよく見て仏像の正面を決める
≪徐々に細かく彫る≫
* どの段階の作業でも、さまざまな角度からよく見て彫る
≪手を美しく仕上げる≫
* 手全体をひとつの固まりとしてとらえ
完成時の形をイメージして彫る
・・・など

 

☆ 第6章
さらに仏像彫刻を深く知る
≪多くの仏像を拝観し見る目を養う≫

* 仏像は全体だけでなく細部をしっかり見る
* 光と影のコントラストを意識し
上や下からも角度を変えて観察する
≪教室に通って指導を受ける≫
* 先生に積極的に質問して、疑問はその場で解決する
* 短時間でもよいので、教わったことは自宅で復習する
・・・など

 

 

※ 本書は2017 年発行の
『よくわかる 仏像彫刻 思い通りに彫る55 のコツ』
の装丁を変更し、
内容を確認し一部必要な修正を行い、
新たに発行したものです。


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