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「作ってあそぼう! とってもよく飛ぶ紙飛行機」が西日本新聞に掲載されました

最終更新日:2007年 10月 3日

以下、新聞記事より。

小郡の長松さん 工作本出版

 福岡県小郡市の工業デザイナー、長松康男さん(57)が紙飛行機の作り方を書いた本「作ってあそぼう! とってもよく飛ぶ紙飛行機」を出版した。紙飛行機に魅せられて作り続けること50年超。本には長松さん独自のデザインや”飛行機論”が詰まっている。

アイデア数万 紙飛行機滑空

 本はA4判で全カラーの48ページ。うち36ページは切り取って作る計20機分の紙飛行機の材料になっている。色鮮やかなジェット機や戦闘機など機体デザインは長松さんのオリジナルだ。

”研究50年”独自ノウハウ紹介

 また、作った紙飛行機の保管の仕方や上手な飛ばし方など「作った紙飛行機は数万機」という長松さんが培ったノウハウをを満載している。

 紙飛行機は、携帯電話や医療機器など工業製品のデザイン事務所営む長松さんの「原点」だという。幼稚園児のとき、教育絵本の付録で紙工作の飛行機を作って以来、小学校では図書館で飛行機に関する図鑑、本を読みあさり、不要になったはがきなどを使って飛行機を作った。それが美術や工作への興味につながり、大学のデザイン学科を経て工業デザインの道に進んだ。

 仕事の傍ら、昨年からは紙飛行機制作キットの販売も始めた。1つ数百円だがこれまでに2百万円超を売り上げている。

 「好きなことを仕事にできるって、おもしろいですね」と少年に戻ったような笑顔を見せる長松さんは「はさみやカッターの使い方が下手になった子どもたちに、もの作りの楽しさを知ってもらえば」と話す。

 本は1050円(メイツ出版)。県内の主な書店で販売している。

平成19年10月3日 西日本新聞
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