★「あれどうなった?」「聞いていない」をなくし、
スムーズな仕事へレベルアップ
*よい報連相の条件
*実施のメリット
*タイプ別の傾向と対策
*対面以外のケース攻略
◇◆◇ 監修者からのコメント ◇◆◇
世の中には、報連相(報告・連絡・相談)について
書かれた本が数多く存在します。
私は報連相がテーマの研修で初めて講師を
務めたとき、準備のために報連相に関する本を
30冊以上読みましたが、多くは
「どのように報連相を行うか」というノウハウに
焦点が当てられており、「なぜ報連相が必要なのか」
「報連相を実践することで自分にどのような
メリットがあるのか」といった、報連相を行う
立場の方が知りたい情報がしっかりと
書かれている本を見つけることはできませんでした。
そんな状況だと、いくら「ちゃんと報連相しなさい」
と言われても、「なぜ?」「何のために?」が
わからず、正しい報連相をすることは
できないのではないでしょうか。
この本では、なぜ報連相が必要かつ重要なのか、
その理由や目的をわかりやすく解説するとともに、
報連相ができるようになると、どのようなメリットが
得られるかなどを具体的にお伝えします。
本書を通じて、報連相を
「言われたから、やるべきもの」ではなく、
「自分のためになる行動」として、
納得して主体的に取り組めるようになって
いただけたらと思っています。
正しい報連相ができるようになることは、
単なるスキル習得だけでなく、
社会人基礎力の向上にもつながります。
具体的には、課題発見力、発信力、そして
主体性といった、社会人基礎力で定義されている
仕事をスムーズに進めるために欠かせない能力を
意識しなくても鍛えることができます。
これから社会人としての一歩を踏み出すあなたが、
報連相のスキル習得を通じて自信を持ち、
周りから信頼される存在として活躍できるように、
この本を執筆しました。
本書があなたの社会人生活の力強い味方と
なることを心から願っています。
報連相は単なる仕事のテクニックではなく、
自分自身を成長させ、人とのつながりを深める
力を持つ、社会人にとって欠かせないスキルです。
本書を通じて得た正しい報連相の知識を活かし、
失敗を恐れずに挑戦を続けて、
自分らしいキャリアを築いていってください。
これからのあなたの未来が、明るく、
充実したものになることを期待しています。
大谷 更生
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆ chapter1
報連相、これだけは知っておこう!
* いまさら聞けない「報連相」とは?
* 報連相で過去・現在・未来を共有する
* なぜ報連相が大事なのか?
・・・など
☆ chapter2
上司のタイプ別報連相の傾向と対策
* よい報連相はじめの一歩は相手を知ること
* 行動派(ドライバー)上司の傾向と対策
* 感覚派(エクスプレッシブ)上司の傾向と対策
・・・など
☆ chapter 3
成果につながる報告のコツ
<ピッタリ報告>
* タイミングを逃さない
* 悪い情報は早く伝える
<もれなく報告>
* 報告は義務
* 5W1Hを押さえる
<わかりやすい報告>
* 結論を先に伝える
* 事実と主観を分ける
・・・など
☆ chapter4
一目おかれる連絡のコツ
<ピッタリ報告>
* 相手がほしい情報を知る
* 適切な手段を選ぶ
<もれなく報告>
* タイムリーに伝える
* 全員に伝える
<わかりやすい報告>
* 目的を明確にする
* 相手の状況を考える
・・・など
☆ chapter5
人より抜きんでる相談のコツ
<ピッタリ報告>
* 前倒しで相談する
* 空気を読む
<もれなく報告>
* 結果を報告する
* もれなくダブリなく
<わかりやすい報告>
* 目的は問題解決
* 準備を怠らない
・・・など
☆ chapter6
ケーススタディで学ぶ報連相
*「メールを送ったから伝えた」ではダメ
* 聞き手によって解釈の異なる言葉に要注意
* 悪い情報ほど早く報告
・・・など
☆ chapter7
離れた場所にいる相手への報連相
* 伝わる情報は2種類ある
* 3つの「わからない」を克服する
* 1メッセージ1テーマで伝える
・・・など
☆ chapter8
信頼される社会人になるために必要なこと
* 信頼される人が持っている3つのS
* 信頼される人の2つの姿勢
* 信頼される人は仕事を断らない
・・・など